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2011/01/29 (Sat) 俺様王子とおてんば姫の恋物語30

     俺様王子とおてんば姫の恋物語30














俺は今まで自分と家族以外興味を抱く人なんていなかった。

俺は、この国の王になる。

だからこの国のためになるように今まで動いてきた。

この国のためには立派な跡継ぎも必要だ。

だからこの国に一番相応しい妃を持たないといけない。

俺の隣に立つのは、夫を一番にたて、素直で大人しい女。

そう思い続けていたのにいきなり俺の前に現れたとんでもない女。

それがセーラだった。

これほど俺の心をかき乱し苛々させる女がいただろうか?

いや、女だけじゃなくすべての人間達の中でこれほど興味深く

俺の心を騒がしくする人間など家族以外はセーラただ一人。

俺の妃にはセーラ以外は考えられなくなるほど俺はこの女に溺れた。

だが、俺の妃にするためには彼女の身分は低すぎた。

そう、使用人でありメイドだったからだ。

そんな女がこの国の王妃になるなんて考えられないことだった。

だからこそ俺は秘密裏に動きながら、彼女が俺の妃になってもおかしくないように

いろいろ動いていたのだ。

そうしてやっと彼女を俺の妃に迎えれる準備が整い

本番当日を迎えた。

それが俺の誕生日パーティーの日だった。

父上がこのパーティーの日に何か怪しげな計画を立てていることには

気がついてはいたがそんなものは無視をすればすむこと。

俺はセーラを自分のものにするだけでそれだけでいいのだから・・・・









俺の誕生日パーティーなんて特に虚しいと感じる場であった。

別に俺を本気で讃えるわけでもなく、沢山の特権階級者が

俺を褒め称えるだけ。

いつも虚しさを感じながらそれを表面上は喜ぶ姿勢を持たないとならない。

いつも冷めた心で会場に居たのだ。

だが今日は全然違った。

俺の隣には俺の愛するセーラが傍にいたのだ。

初めて彼女が俺のために着飾り恥ずかしそうにしている姿。

愛おしく思えた。

ドレスは似合っていてとても美しくすぐにでも自分の部屋に閉じ込めたくなった。

彼女は俺のためにプレゼントを用意してくれて今まで貰ったプレゼントの中で

一番嬉しくて嬉しくて、本当なら額縁に飾りたいくらいだった。

そしてなんといっても彼女が踊ったダンスはとても素晴らしくてすばらしくて

これほどの腕前であるとは予想もしなかったのだ。

彼女は俺のために一生懸命に努力をして俺の隣に相応しく在れるように

努力をしているのだろう。

使用人が王妃になるためには相当の努力が必要だから。

それなのに彼女はその辛い努力を感じもせず堂々としている姿は

一国の王妃に相応しく感じた。











そうしていろいろなトラブルを乗り越え、俺は彼女の手を掴み玉座へと向かった。

だが・・・・俺はそこで王にセーラを認めさせるために向かったのに

俺の心を絶望に貶める場になってしまったのだ!












いきなりの客人とはセレウス王国のアレク王子だった。

何故彼が?

誰もがこの場に居たものが感じたことだろう。

セレウス王国とはこの国からとても遠い。

過去数百年前にはお互いの国同士が争いあっていた敵国だった。

だが、今では国同士は争いをしておらず

王弟の妃にセレウス王国の姫が嫁ぎ友好を築いていたのだ。

友好国なのだからセレウス王国の使者が俺の誕生日パーティーに

呼ばれるのは別に問題はなかった。

だが、アレク王子がわざわざこの国に来ること自体ありえない話。

さすがに皇太子までが俺の誕生日を祝うほど

この国との接点がない。

だからこそ父上も周囲の者達も驚きの表情を浮かべているのだろう。

だが、アレク王子の出現に一番驚いていたものが俺の隣にいたのだ。











俺はただその情景を身動きも取れないほど驚きながら眺めていたのだ。

アレク王子の目的は俺の隣にいるセーラだったからだ。

俺は二人の受け答えを見ながら真っ白になりながら虚無を感じていた。







一体この女は誰だ?

そう彼女はいきなり俺の隣で変貌を露にしたのだから。

俺の隣にいたのは表情が豊かで、いつも俺に怒たり、笑ったり泣いたり

そして俺に堂々と意見が言える女。

彼女の行動一つで俺の心は揺れ動き一番この女を俺が求めた。

それなのに今の彼女はどうだ?

今までのメイドのセーラではなかった。

姿かたちは全く変わっていない。

それなのにいきなり威圧感をまとった大国の姫に相応しいオーラで

アレク王子と楽しそうに話をしていたのだから。









俺も周囲も何も言えず動くことも出来ない。

さっきまでは使用人の女だったのに

今では大国の姫意外に見えない堂々としたいでたちだった。










俺はあまりの様変わりにどう対処すればいいのか分からず

ただ二人の応対を眺める意外できない。












そして・・・・・・・・

俺はこの女に裏切られたんだ・・・・・・・・

彼女は俺をだましていたのだ・・・・・・・・・・

そんなダークな思考へと変わっていく。

アレク王子と楽しそうに話す女なんて俺は知らない。

見たこともない女。

俺はセーラのこんな表情一度も見たことなんてなかった。

俺はあんなにセーラに自分を何でも見せていたのに

セーラは俺にこのことを黙っていたのだ。

俺に見せていない姿を隠し俺を騙していたのだ。

許さない許さない許さない!!!!!!!!!!!!









俺はまるでセーラのことを知っていたかのような態度で

王やアレク王子の前でセーラに求婚をしたのだ。

セーラが俺にどうして近づいたのか分らない。

だが俺を騙したことを一生後悔すればいいんだ。

俺はもう彼女を信用はしない。

俺は絶対に許さないのだから・・・・・













父上とアレク王子から離れ俺は自分の部屋へと向かった。

そして彼女を盛大に詰った。

俺は俺を騙すものには容赦しない!

けれど彼女は俺に対してどうして近づいたのか明確なことを言ってくれない。

より一層俺の心は乱れていく。

あんなに、あんなに俺はこの日を待っていたんだ。

彼女を俺のものにするために必死に準備をしてそして彼女を

俺の隣に立たせるために努力していたんだ。

なのに彼女は俺をずっとずっと騙していたに過ぎない。






そう彼女も今までの女と一緒だったんだ。

彼女がアレク王子と話すさまはまさに特権階級の女達の姿に酷似していたのだから!

女は平気で男を騙す。

騙して騙して自分にとって一番権力が高い男に依存していくのが女だからだ。

そして彼女のターゲットは俺。

俺はまさにセーラに、いやセレスティア姫に騙されたんだから。

今までの俺たちはなんだったんだ。





俺は馬鹿なピエロだったに過ぎなかったんだ。






彼女はどれだけ罵倒しても耐えていた。

何故お前が傷ついた目をするんだ・・・・

俺を騙しておいて何故お前まで傷つく目をするんだ。

俺だけが騙されていたんだろう。

お前に・・・・・・

お前が傷つく理由なんてない!

俺は苛々して彼女を追い出した!

彼女は一言も弁解をしなかった。

何か理由があったなら何でもいいから理由を言ってくれればいいのに

彼女は何も言わない・・・・

言わないということは俺を騙していたに違いない。

俺は馬鹿だったんだ・・・・・・・

俺は今まで生きていた中で一番傷ついた。

もう俺は誰も信用しない。

信用しないんだから!











あれから俺は人前ではセーラとの仲を友好に見せ

二人きりでは一切話をしなかった。

もう今までの俺たちに戻れるわけがない。

俺は彼女をどうしても許せないんだ。

俺を騙したこと。

そしてなんていっても彼女の本性を見抜けなかった俺が居たから。

あれが本来のセーラだったんだろう。

大国の姫君に相応しい美しく尊大。

俺の隣にいたのはそんな女だった。

彼女の本性が特権階級の女と一緒なことに傷ついた。

今までのセーラが偽者だったんだ。

俺はメイドのセーラを愛したのであって大国のセレスティア姫を

愛したわけじゃない。

彼女は本性を隠さないように俺の前では大国の姫として

俺の隣にいるのだ。

もう俺の愛したセーラは居ない・・・・

いや初めからセーラなんて居なかった。

セレスティア姫の作った偽者だったんだから。








俺は一人自分の部屋で大暴れをしていた。

物に八つ当たり、壁を叩いたり物をぶつけたり

そうしないと俺の気持ちがおさまらなかったからだ。

そんなことをしても元のセーラが戻ってくるわけがなかったのに・・・・

物にも人にも何でも当たることしか俺の心は保つことが出来ないほど

俺の心はすさんでしまったのだった。










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ジーク王子 

レイラ姫さん、こんばんはです!
ジーク王子からの目線でのお話ですね。
とても分かりやすくなっていていいですね♪
ジーク王子がどのように思っていたのかが、
辛い心境などよく伝わってきました。
私はジーク王子も好きですが、
セーラファンでもあるので、
もどかしいような気持ちになりましたが、
とても楽しめました。
またまた続きが楽しみです!

2011/01/29 19:05 | バニラ [ 編集 ]


 

ジーク王子はジーク王子の思いがあります。
恋って中々スムーズに行きません。。。
それでも愛し合ったもの同士ならどんな困難が待ち受けていても二人で乗り越えていくことは出来ると思っています。
いろいろじれったいですが楽しんでくださいね^^

2011/02/02 19:01 | レイラ姫 [ 編集 ]


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