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2011/01/16 (Sun) 俺様王子とおてんば姫の恋物語27

     俺様王子とおてんば姫の恋物語27














先ほどまでのパーティー会場とは異なった雰囲気で

重厚で緊張感があるように感じられた。

珍客が来訪されているということは聞いているからもしかしたら

その来訪者の出現でこれほどに緊張感を伴っているのだろう。

王子の出現は周囲の貴族たちから安堵が起こり事の成り行きを見極めている。

だが、その隣には私の姿があり

その視線は驚愕、侮蔑、疑問。

さまざまな視線が私に集中する。

そのあまりにも不躾な視線に私の手はより一層王子の手から離れようと

必死にもがこうとする。

けれど王子は玉座に近づくにつれより一層力強さが増し

中々手を離そうとはしない。

その温かく力強い手、そして後ろを振り返った王子の視線は

任せろという自信ありげな姿であった。

王子に何か考えがあるのだろう。

私はそのまま王子を信じるしか出来ない。












そうして玉座に辿りつきその珍客の姿が目の前に現れた。

そして!!!!!!!

私はあまりにも驚きで固まってしまった。

王子の出現に王とその来訪者が王子の方へと視線を移らせる。

そうして、その来訪者はあろうことか王子への挨拶はさておき

いきなり私のほうに話しかけてしまったのだ。









「セーラ!まさかお前が出迎えに来てくれるとは思わなかったよ。」










私はあまりにも驚き体が固まり声も出ない。

何故・・・・・何故このタイミングでお兄様が!

そう来訪者とは私の兄でセレウス王国の皇太子であるアレク兄様が

私の前に出現したのだから。








最悪だわ・・・・まだ私の正体を王子に明かしてもいないのに

最悪な状態で王子にばらすことになるなんて。

私はもうこれ以上正体を隠し続けることが出来ないと思い

覚悟を決めるしか出来なかった。

それと同時に私はメイドとしてのセーラの姿を封印し

大国の姫君として相応しいオーラに切り替えた!









メイドは主に仕えるために自分の姿を最小限に抑え

主を盛り立てなくてはならない。

でも大国の姫は逆に自分の個性を前面に出して周囲を圧倒しなくてはならない。

だから私はいつもの気配を消し本来の姫としての気配に戻し

堂々とお兄様に挨拶をした。










「アレクお兄様、はるばる遠い国まで用こそお越しくださりました。

まさかお兄様が現れるなんて驚きで言葉に詰まりましたわ!」







お兄様!

私の口から驚愕な言葉が飛び出たため周囲はざわざわと大騒ぎし始める。

遠くからは悲鳴の声が聞こえる有様で周囲はどよめきで一杯だった。

お兄様は何故このようなざわめきがあるのか不思議そうだったけれど

あえてそれは無視して私との会話を優先していた。






一体どういうことなのか?

ジーク王子からの痛い視線を強く感じながら私はただお兄様の

相手をすることしか出来ない。






「お兄様、何故この国に起こしになられたの?」

「何故だと!当たり前ではないか。お前は連絡もろくによこさず

父上と私や母上がどれだけ心配したか。この国に留学になったからといって

滅多に連絡をよこさないお前を心配で様子を見にきたのに

そのような言い草。もうそろそろ期限も近いのに

お前はいつ帰ってくるつもりだ。」

「お兄様・・・・・・・」








あはははは!!!!!!








私達兄妹の話を聞いていたガーラ王がいきなり大声で笑い出し

私達の会話を止めた。









「そなたがセレウス王国の姫君であったか。」

「申し訳ございません。今までの非礼なんと申せばよいか。」










その時だった。

今まで一言も声を発さなかったジーク王子が声を上げる。

それも衝撃的な言葉を・・・・・・










「父上、実はこの隣にいるセーラ姫との結婚を考えているのですが

許可を頂きたく参上に上がりました。」







おおおおお~~~~~~~~~







周囲が歓喜の声を上げ熱狂に沸きあがった。







メイドであった私だったらこの歓喜の声は絶対に上がらない。

けれど今は私は大国の姫。

周囲の変わり身の早さに驚くけれど

皆に喜ばれるのは悪くはなかった。







「セーラ、そなたが中々祖国に戻らないのは隣に見えるジーク王子が

いたからであったか。ジーク王子、セーラは末の姫君で周囲に

甘やかされて育ったものだ。けれどやっぱり私達の大切な姫だ。

ガーラ王国とセレウス王国の繋がりが更に強くなるのは喜ばしい話。

父上も賛成なさるだろう。」

「今日父上にセーラとのことを承諾してもらってから貴公の国に

ご挨拶に伺おうと思っておりました。いきなりの話で驚かれたでしょう。」

「いやいや、まさかセーラがジーク王子と恋仲だとは夢にも思わなかった。

驚きではあるが嬉しいことです。

これからも妹をよろしく願いたい。」









私を置いて話は進んでいく。










けれど私の手を必死で繋ぎとめていた王子の手が冷たさをまし

そして力なく私の手を離した。











私は王子がどう思っているのか怖くて仕方がなかった。

王子はパーティーで私が疲れているだろうとこの場を後にした。










私は王子の後をただ黙ってついていくだけ。

自分は処刑台に連れて行かれるようなそんな感覚に苛まれていたのよ。










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おお! 

レイラ姫さん、こんばんはです。
ついに正体が!!
ジーク王子の応対ぶりが気になりますね。
セーラはすごく心配だと思います。
物語、とっても面白いです。
やっぱり王国モノはいいですね。
ジーク王子がセーラに次のお話で
どういう態度をとるのか
どういう話をするのかすごく楽しみです。

2011/01/16 18:18 | バニラ [ 編集 ]


 

ついに正体がばれちゃいました~
話が大きく動いていきます。
私も王国物の話は大好きです。
やっぱり王子様とお姫様の話っていいですよね~
妄想しながらにやけてきます。

2011/01/23 19:53 | レイラ姫 [ 編集 ]


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