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2010/11/09 (Tue) 俺様王子とおてんば姫の恋物語13

     俺様王子とおてんば姫の恋物語13














最近の楽しみは秘密の庭での逢瀬だった。


この場所での王子は凄く優しくて


いつもお城で会う人物とは別人のように思えた。


彼の優しさに触れ私はドンドン彼のことで一杯になっていった。









そんなある日、いつものように二人で逢瀬を楽しんでいた時


なんとアラン王子が現れたの。










「あれ!?どうしてセーラがここに居るんだい?」











今まで二人で会っていた時アラン王子は現れなかったから


アラン王子のことをすっかり忘れていた。


ここは王族だけが知っている憩いの場。


私がこの場にいること自体異端だったんだ。










私とジーク王子はアラン王子の出現に動揺を隠せなかった。











特にジーク王子はいつもは身分が低いものに対しての対応が酷すぎるため


アラン王子に見つかりどうしたらいいのか分からず


王子にしては物凄く動揺しながらオロオロしていたの。


その姿をみたアラン王子はくすくすと笑い出す。


笑われたジーク王子はアラン王子に反論するのだけれど


アラン王子のほうがこのときは一枚上手で


二人はじゃれ合っているかのように見えた。







私は疎外感を感じていたのだけどその姿に気がついたのは


なんとジーク王子だった。







「セーラ、どうかしたのか?」







アラン王子にからかわれ、


言い訳をどうしようか悩んでいただろうジーク王子から


そういわれるなんて凄く驚いてしまった。






その姿にアラン王子も驚く。






「兄上、セーラのことがとても大切なんですね。」






「いや、それは!・・・」





顔を真っ赤にしたジーク王子を見て不器用な優しさを持つ王子の態度が


嬉しくて仕方がなかった。





話を変えようとジーク王子はアラン王子に話しかける。




「アラン、お前がこの時間に来るなんて珍しいこともあるんだな。」




「そうですか?特にここに来る時間は決めてないのですが


時間が空いたのでここで時間をつぶそうと思って。」



「そうか・・・・」



「兄上達はいつもこの時間にここで逢瀬を楽しんで見えるんですか?」



「いや・・・その・・・」



「私の仕事の休憩時間にここに来るのでいつもこの時間なんです。」



答えに困っている王子のために思わず口出ししてしまった。



「へえ~~~~そうなんだあ~~~」



なんだかアラン王子に弱みを握られた気がする。



アラン王子は嬉しそうにしながら私達を残しこの場を立ち去った。










身分違いの二人が隠れて、それも秘密の場所で逢瀬を続けているなんて


アラン王子はどう思ったんだろうか?


けれど、アラン王子に知られてもそれが明るみに出ることはなかった。


アラン王子は私達のことを内緒にしてくれるみたいで私とジーク王子は


安心していたの。




















秘密の庭で逢瀬を交すようになってから私は一度もジーク王子と


秘密の庭以外で出会ったことがなかった。


広い広いお城の中、私の仕事はメイドでも裏方に徹していたため


王族と会う機会は少なかった。


それなのに前の方からジーク王子を見かけ私はドキドキしていた。


アラン王子と違いジーク王子とは殆どお城で会う事はない。


だからこういった場で会うのは非常に珍しかったから


緊張したの。


私は王子が通り過ぎるのをドキドキしながら待っていた。


けれど、彼の顔をどうしても見たくてチラチラと


頭を上げながら眺めていたの。


その時!


王子と目があったような気がした。








私に気がついたかもしれない。








私は声をかけられなくても私に気がつき多少反応してくれるものだと


期待していた。


それなのに、


王子はチラッと私を見ただけで後は何事もなく通り過ぎてしまったの。







・・・・・・








私は何故だかショックを受けていた。









ただのメイドが皇太子である王子に反応されるはずがない。










そんなこと分っているはずなのに


王子の先ほどの態度に私は酷くショックを感じていた。


当たり前のことなのにどうして今更ショックを感じるんだろう。


馬鹿ね・・・・・


皇太子がメイドに反応を見せるわけがないでしょう?


そんなこと分っていたはずなのに冷たい視線で一瞥しただけで


私の前を通り過ぎた王子に対して私は打ちのめされるような気がしていた。







涙が目頭を熱くする。


私は王子の特別な人間だと思っていた。


だから秘密の庭以外でも少しは私に反応をしてくれるんだと思っていた。


けれど実際は違っていた。


王子はメイドの私なんて全く見もしなかった。


私はあまりのショックにジーク王子をもう見つめることが出来なかった。








ただ一度王子に無視されただけ。


彼の立場を考えれば当たり前のことなのに


私はそれを受け止めることが出来なかった。








私はそれ以後、秘密の庭に行くことをやめた。


彼に会いたくて会いたくて仕方がないのに


自分が特別にならなかったことに打ちのめされ


もう彼にどう会えばいいのか分からなかったから。







それに私が秘密の庭に行かなくなっても


彼は私のことなんてなんとも思わないだろう。


ゴミやクズだと思った存在が彼の姿から消えたとしても


何も思わないに違いない。


私はそれだけの存在なんだもの。







もうジーク王子のことは忘れよう。






簡単に彼への想いは忘れることが出来るに違いない。






私はそう思い彼を自分の気持ちから追い出すことに決めた。


















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待ってました! 

レイラ姫さん、こんばんはです。
実は続きをすごく楽しみにしていました☻
アラン王子に見つかってしまったのですね。
そして秘密の庭以外でのジーク王子の態度に・・・
ひと波乱ありそうですね。
やっぱり身分っていうのは難しいところですね。
まあセーラの場合は身分を隠して
メイドになっているわけなのですが。
これからの展開、気になります。
楽しみにしていますね♪

2010/11/09 16:54 | バニラ [ 編集 ]


 

秘密の庭では自分の本性を出せますが外では完璧な王子でい続けないといけません。
だからこそ態度が違ってしまったのですがそれに気がついていてもセーラは傷ついてしまうんです。
身分が違うとどうしてもいろいろな隔たりが起こります。どんな展開になるか楽しんでくださいね^^

2010/11/16 16:23 | レイラ姫 [ 編集 ]


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