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2010/10/07 (Thu) 俺様王子とおてんば姫の恋物語1

      俺様王子とおてんば姫の恋物語1














どうして結婚は親が命じた人と結婚しなければならないんだろう。


私は、好きな人と恋がしたい。


そう考えることはおかしいことなの?








私の名前はセレスティア。愛称セーラ姫。


西の大国セレウス王国の第三皇女であり末姫。


私には一番上に皇太子である兄王子であるアレク王子。


その下に第一皇女であるユリア姉さま。


ユリア姉さまは凄く頭の回転が速くて美貌はこの国一!


とても美しいと評判で東の王国であるガーラ王国の王弟に


嫁がれて現在はガーラ王国に住まわれているの。


年は離れているけれど、私を特に可愛がってくださり


私はユリア姉さまがとても好きだった。


昔は敵国と知られるガーラ王国に嫁がれるとはいえ


文句を言うこともなく噂では夫である王弟を尻に引いているとも


お聞きするわ。


自分の意見を通し男と渡り合うことが出来るお姉さまを私はとても


尊敬していたの。


そして、その次には第二王子であるライン王子と


第二皇女であるミネア姫。


お二人とはあまりお話をしたことがなかった。


ライン兄様は性格が温和で、この国の跡取りであるアレク兄様を


助ける優しい兄様だった。


少し弱々しい兄様だけど、少し強引なアレク兄様を助けて


控えめな兄様だった。


そしてミネア姉さまも同じく大人しくて


上の二人が強烈な性格を持って見えるからなのか


自分の意見は殆ど言わない性格だった。


親の言うことは何でも聞き、


それが当たり前だといわんばかりの態度。


現在は隣の王国の王妃を務めていらっしゃるの。


姫君として、それが理想なのかもしれないけど私はそんな姉には


なりたくないと思っていた。


兄弟仲は特に悪くなく、他の国々に比べれば


とても仲がいい兄弟だと思うの。











私は現在15歳。


もうそろそろどこかに嫁がなければならない。


姫として、この国のために私は結婚をする。


けれど私はそれが凄く嫌だった。






どうして好きな人と結婚をしてはいけないんだろう?


私は好きな人と結婚がしたいの。







いつの間に私はこんな考えを持ってしまったんだろうか?







昔は、皆と同じ考え方だったと思うの。


父様が選んだ夫を支え、跡継ぎを生み国を支える。


自分のことよりも周りを第一に考える。








この国の発展のために私を犠牲にしてでも姫君としての


勤めを果たす。








そう決めていたのにいつからその考え方は変わっていってしまったんだろうか?


母様も姉君様も皆結婚をしても幸せそうには見えなかった。


確かに家族仲はとてもよく母様と父様の仲もとてもよかった。


けれど、それは愛情ではなく情愛。


信頼感があるお二人だった。


そして、二人にはそれぞれ愛人がいた。


父様も、母様も公然の秘密としてお互いに好きな人がいたの。


もうそれぞれ国のために跡継ぎを設け国も安泰。


もうそろそろ皇太子である兄様に跡を継がせる決意を持つ父様は


最近になって愛人を隠すことをしなくなった。


それを見ては母様も城の外に好きな人を囲っている噂も聞いた。


ユリア姉さんなんて、夫なんて元々愛しているわけじゃないと


本人の前でもあっけらかんと突き放す態度。


さっさと跡継ぎを生み、子供も3人設け


それを気に沢山の男達を囲っていると本人に聞かされたことがあった。











私はそれを見て、どうして最初から好きな人と恋に落ちないのか


疑問に思っていた。


だって、最初から好きな人と結ばれたいじゃない?


ずっとずっと長いこと好きな人と恋がしたい。


好きな人がいれば身分なんて関係ないじゃない。


相手を思うと私は好きでもない人と結婚なんて絶対にしたくなかった。


でもそれを言うといつもユリア姉さまに子供だと馬鹿にされるの。


なんで?


どうして?


好きな人と結ばれれば、その子供だって苦しまなくても済むじゃない。


愛し合ったもの同士好きあって結婚すれば子供だって幸せになれるじゃない。


そう、私は気がついてしまったの。


父様や母様を見て。










私は一体何のために生まれてきてしまったのかって?


私は父や母に愛されて生まれてきたわけではない。


親の利用されるために生まれてきたいわば道具。


どれほど愛されたといっても私は親の言うとおりに動くしか出来ない。


それって悲しくない?


私は人間だ者。


皆がそれを常識だと認識しても私はそれが嫌。


好きでもない人間と結婚して子供を生んで、


そして私と同じ思いを愛する子供にさせるの?


そんなこと絶対にさせたくなかった。


だから、私は好きな人を自分で見つけたいの。


子供といわれても、私は自分で愛する人を見つけ結婚がしたい。


その思いはおかしいことなの?


私はいつもそう考えていたのよ。















「ねえ~姉さま・・・・・私は好きな人と結婚がしたいの。


それっておかしいことなの?」








久しぶりに姉がセレウス王国に戻ってきた時、聞いたことがあった。


姉はよくお忍びでセレウス王国に帰ってきていた。


ユリア姉さまは自分が13歳の時に親に決められてガーラ王国に


嫁いでいった。


その年の差は20歳。


まだまだ若過ぎるお姉さまの相手にしては年が離れすぎていた。


でも姉さまは言っていた。


あの当時、内の国の周りは政治関係で大揉めになっていた。


それを回避するためには昔敵国だったガーラ王国の力が必要だった。


だからこそ、姉の結婚は重要な結婚だったといわれている。


姉の豪快な性格はガーラ王国にすぐに受け入られ


姉は愛情はなくても弟王との仲がよく


この実家への帰省も許されていた。


もちろん帰省している事はいつも内密。


そんな姉に私はよくこの質問を投げかけていたの。





そうしていつも言われることは




「セーラ。人を愛するということはとても大変なことなのよ。


好きな人と結婚がしたい。


あなたはそういうけれど好きな人と結ばれたからといってそれが安易に


幸せだとはいえないの。


あなたはまだ幼い。


もし好きな人がお金もない貧乏人だったら


あなたはすぐにその人を嫌いになると思うわ。


あなたは苦労してもその人を好きになれるの?」



「そんなこと分らないわ。私は貧乏でもその人を好きでいれば幸せになれると


思うもの。」


「ウフフ、あなたはまだ子供ね。


貧乏とは程遠いあなたにそんなことは言えないんじゃないの?」


「それは・・・・・・」


「あなたはまだ若い。もっと経験すればそんなことが言えないと思うわよ。


あなたに言えるのは結婚というのは簡単なものではないこと。


あなたの後ろには沢山の人が支えているということを忘れないでいなさい。


あなたは個人という人じゃないの。


あなたの後ろにはこの国のセレウス国という文字がずっとついて回るのよ。」


「そんなこと知っているわ。」


「いいえ、あなたにはまだ分らないはずよ。


だからあなたに言っておくわ。


人を好きにならないことを。」


「え!?なんで?」


「お馬鹿さんね。さっきも言ったでしょ。あなたは個人ではないことを。


あなたはセレウス国の人間。あなたには一生この国の名前がついて回るのよ。


そして、あなたはこの国を守る義務がある。


この国を貶めることは絶対にしてはいけない。」


「分っているわよ、ユリア姉さま。」


「だったら人を好きになるのはお止めなさい。


好きになってもあなたはそれを選ぶことは出来ないのだから。


あなたの結婚相手は父様が選ぶでしょう。


それがあなたの使命なの。国を守る使命を抱いた私達姫君のね。


けれど私達は一個の人間でもあるわ。


だから反発したくなる。でもそれを思ってはいけないの。


セレウス国のためだと思えば自分の恋なんて誰でも良いと思えるわ。


好きな人を見つけるとそうはいかない。


苦しむことが嫌なのであれば人を好きにならない方がよいの。


好きという言葉は私達王族には一番必要がないことなのですから」


姉さまは少し寂しそうな表情で話していた。


それはそうなのかもしれない。


私は王族という一番上の立場で周りにずっと守られていた。


何をするにも使用人が全てやり、私はただそこにいるだけで生活ができた。


何不自由なく私は皆に守られていたのだから。


それは反対に使用人がいなければ何も出来ないということ。


もしこの立場じゃなければ私は何も出来ない。


ただの女の子でしかいられないの。


私はそれが怖かった。


姫君といえどもしこの立場がなくなったとき私には何も残されていない。


私はそれを考えるといつも怖かった。


怖くて怖くて。


だからこそ私は自分で決めて考えたかった。


人に命じられることを疑問に思わずに自立したかった。



結婚なんてしたら私は一生鳥の籠に入れられるだろう。


そうなるのが嫌で自分で結婚相手を選びたかった。


私を自由にしてくれる。


私と一緒に上を目指してくれるそんな相手を見つけたかった。


私の考えは異端。


姉君や兄君に言ってもまだ子供だからと一蹴される。


けれど私はどれほど言われても決意は固かった。


だから、私はこの思いをかえる事はない。


ずっとその思いを心の中に抱き続けていた私だったのよ。









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いつのまに! 

レイラ姫さん、こんばんはです。
いつのまにか新作がたくさんアップされていて
嬉しい悲鳴です。
今度は王国の恋の物語みたいですね。
なんだか登場人物とか前の記事とかみたら、
面白そう!って思って
さっそくこの小説を読みだしたら、
また夢中になりそうだと思いました。

レイラ姫さんは想像力がありふれてますね♪
1日1記事で楽しみにします。

2010/10/09 20:17 | バニラ [ 編集 ]


 

バニラさんありがとうございます!!!!!
この話は凄く書きたくてずっとウズウズしてました。今回は王子様とお姫様のお話です。
恋愛要素はあるんですけどどちらかというと身分制度について深く考えたくてこの物語を思いつきました。どんな作品になるかは分かりませんが新しい作品も喜んでいただけると嬉しいです。
頑張りますvvv

2010/10/10 16:29 | レイラ姫 [ 編集 ]


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