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2010/09/26 (Sun) 秘恋第二部 10

        秘恋~第二部~10














あれから俺たちの関係は変わってしまった。


自分の行った結果がこれだ。


でも、姉と離れて暮らすなんて絶対にイヤだったんだ。


その自分のエゴが自分だけじゃなく姉まで苦しめることになるなんて


俺は一体何がしたかったんだろう。


でも、もう何も自分から行動を移すことが怖くなった俺は


この沈黙の時間を耐えるしか出来なかった。










あれから何ヶ月も経った。


相変わらずこの関係を打破することが出来ず


姉との関係は沈黙のまま。











俺はその日は体調を崩して仕事を休んでいた。


少し微熱が合って本当ならこれくらいで仕事は休まないのだが


明日は絶対に休めない商談があったため今日は大事をとって


休んでいたのだ。










ベットに入り体を休めていた時のことだった。


いつの間にか俺はウトウトしてしまっていた。











ピンポーン











家のチャイムの音がした。


俺は慌てておきて応対をしたのだ。




そうしたら宅配便が届いたようで俺は家のドアを開けた。




ドアを開けると宅配便の人間とスーツ姿の人間が申し訳なさそうな姿で


家の前に立っていたのだ。





「あの、ここは天宮さまのお宅でしょうか?」


「はいそうですけど・・・・」


「ではあなたが天宮信也さまですか?」


「はい・・・・・・あのどうかしたんですか?」



宅配業者の人間なんだろうけどどうしてわざわざ二人で来るんだろう?


俺は少し不審に思った。


「この荷物は時間指定で届けられたものです。」


俺は宅配業者から中くらいの大きさの箱を手渡された。


特に変わったものでもないしどうしたのかと不審に思っていたら


急に二人が謝ってきたのだ。


「申し訳ありませんでした!」


「???????」


「あの、この宅配物は本当ならこの日付の去年に


あなた様に届けなければならなかったものなのです。」


一体どういうことなんだ?


俺にはさっぱりわからないことだった。


だが、宅配業者の話によると


去年の誕生日の日、俺の元に届くようにと時間指定された


この荷物が俺の元に届くはずだった。


しかし、何分あのときの俺はアメリカにいた。


海外でこの荷物はいつの間にか俺の元に届けられることなく


紛失してしまっていたのだ。






そして、その荷物が最近になってやっと日本に戻ってきて


この宅配業者の下に届けられたのだと説明を受けた。






宅配業者に荷物が届いた時本来ならすぐにでも


俺の元に届けないといけない。






だが、贈り主は元から俺の元に届けられないことが


予想されていたのか、この指定の日に届けられない場合は


今年の時間指定の日のこの住所に届けるようにと


頼んであったのだと教えてくれた。











一年もどこかに紛れ込んでいた宅配物。


一体誰からのものなのだろう。










俺は自室に戻ってこの宅配物を開いたのだ。


贈り主は姉の名前だった。





俺は無我夢中でその宅配物を慌てて開いた。





一体去年姉は何を俺に送ってくれたのだ?






宅配物を開くと中には15センチほどの四角い箱が中に入っていたのだ。


中にはそれ以外何も入っていなかった。





メッセージカードや手紙さえ何も入っていなかったのだ。






一体この箱に何が入っているのだろうか?






俺はその箱を開いた。







そうしたら、音楽が流れたのだ。








HAPPY BIRTHDAY TO YO


その出足から誕生日の歌が流れ出した。






そう、この箱はオルゴールだったのだ。






それも誕生日の歌を歌っているのは姉の有理の声だった。






気恥ずかしそうな声で誕生日の歌を歌っている。



俺を祝福してくれる、優しい声。






もうずっと長いこと姉の優しい声を聞いていなかった。



こんなに優しい声で俺の名前を呼んでくれていたのだと



感慨深かった。






そして、誕生日の歌を歌い終わりバックでは


声なしの誕生日の歌が流れていた。






そして、姉のメッセージが話しはじめる。







信也、誕生日おめでとう!


あなたが私の隣にいないのは凄く寂しいわ。


でも、明日には私の元に帰ってくれるのでしょう?


早くあなたに会いたい。


あなたを愛しているのだから。


早くあなたのお嫁さんにしてください。


待っているわ。


ずっと・・・・・ずっと・・・・・・










俺は涙を流しながらこのメッセージを聞いていた。










長いこと長いこと。













そしてやっと俺は思い出したのだ。








去年のことを。










俺は姉を愛していたのだ。










アメリカから帰ってきたらすぐにプロポーズを両親に報告


するつもりだった。


俺はポケットから指輪を取り出した。












事故にあってからもずっと握り締めていたこの指輪。


あれからずっと肌身離さず持っていた。


誰に渡すはずだったのか思い出せなかったが


これは姉に、いや、有理に渡すものだったのだ。


思い出せば俺は滑稽なことばかりしていたことに思い出す。








あのダイアのネックレスを渡したのは自分だったのだ。








姉の気持ちを縛るために。


俺のものだと知らしめるために。


なのに自分に嫉妬していただなんて。









俺は時間を計算しながら有理を迎えに家を飛び出した。


この時間なら彼女の仕事も終わることだろう。








今まで彼女にしてきたことは許されないことだ。







だが思い出したことで早く彼女に会いたい気持ちが大きかった。






早く彼女を抱きしめたかった。







彼女をどれほど苦しめたか分らない。







だが、彼女に許されなくてもそれでも早く会いたかったのだ。






俺はこれ以上ないほどのスピードで有理に会いに行ったのだった。















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おお! 

レイラ姫さん、こんばんはです。
今回すごくいいですね。
思いだす仕組みもいい感じですね♪
これからハッピーエンドに向かうのでしょうか?
信也君が思い出してくれて本当に
嬉しいです。
続き、楽しみにしています。

2010/09/26 19:25 | バニラ [ 編集 ]


こんにちは☆ 

なるほど~><
ますます続きが気になります!

レイラ姫さんの「創作意欲が大きすぎて」っていうのが
よく分かるお話ですね。

私も妄想大好きなのでレイラ姫さんに勝手に共感してしまいました♪
よかったら私のブログにも遊びに来てくださいね^^

2010/09/27 12:57 | はな [ 編集 ]


 

バニラさんやっと思い出すことが出来ました~
もうあと少しでエンディングです。
このまとめ方が下手な私。
満足いただけるか凄く心配なんですが頑張ります~

2010/09/28 13:58 | レイラ姫 [ 編集 ]


 

創作意欲は高いんですがかなりの下手なので伝わるかが心配です。
はなさんの小説とてもお上手で凄いな~と感心しました。
私もう少し上手くなりたいんですけどね~
中々出来ません><

2010/09/28 14:00 | レイラ姫 [ 編集 ]


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初めまして!レイラ姫です☆
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