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2010/09/19 (Sun) 秘恋第二部 7

         秘恋~第二部~7














碧・・・・・・


一時期付き合ったことがあった女。


彼女とは今付き合ってはいない。


それだけは確かなのだが彼女とどういう風に別れたのか


それが思い出せない。


彼女との関わり方が、俺達の人生に大きく降りかかっているとは


このとき俺はぜんぜん考えていなかった。


ただ、彼女と出会うことで


知らない記憶を思い出したくて彼女に近づいたんだ。












碧という女は自分に自信があり、自分が欲しいものには


力づくでも人を貶めようとも、手に入れようとする女だった。


高校の頃、俺に近づいてきた時から俺はこの女があまり好きではなかった。





けれど、彼女は俺に好意を持ち


そしてそのことで有理をいじめていることを知ったために


俺は有理を守るために彼女と一時期付き合った。。。


その時、有理の表情が忘れられないほど


絶望感に満ちていたのは覚えている。




でも、彼女を守るためにも碧を監視しなくてはいけない。


だからこそ、俺は碧と付き合っていたんだ。












そして今。


俺は同じ理由で彼女に近づいている。


あの久しぶりな再会。










相変わらず華やかで人を引き込むのが得意な彼女。


以前の彼女とそう変わらない感じがしたけど


少し闇が深くなったような気がしていた。






そして、俺の姿を見た彼女は以前と変わらず俺にべったり引っ付いてきた。


俺が少し記憶障害なんだと知った彼女は一瞬眼の色を変えたような気がした。


けれど、彼女はいつもと変わらず俺にアプローチしてきた。







俺はもう少し碧を監視したくて彼女から情報を知ろうと思い


彼女に近づいた。








そのことで有理にいらない心配をかけてしまったが


俺は何故かこの女との決着をつけないといつもと同じになってしまう


そう不安を抱いていたのだ。








それは一体なんなのか?











そして一夜を過して家に帰った時急に姉が倒れてしまった。



一体何が起こったのか分からない。



とりあえず俺は彼女の部屋へと運んだ。







そして部屋に入った途端


ドクン!









俺は嫉妬に支配されるほど嫌な気分になったのだ。



女性の部屋なのに男の気配が色濃い部屋。



俺と一緒に住んでいたんだから姉は自分の部屋に男を連れ込むことなんてしないはず。



なのにこれはどうだ?







姉のベットに寝かせたとき、一瞬タバコの匂いがしたんだ。


姉はタバコを吸う人じゃないからこれは彼氏の匂いなんだろう。








そして部屋の片隅に男の服やライターや男物雑誌がおいてあった。










誰だ!


姉と付き合っている幸せな男は!!!!





一瞬我を失いそうになったけど姉の吐息で自分を取り戻し


俺は母親と医師に連絡を入れて姉の部屋を出たんだ。





冷静にならなければ。





結局姉は過労で倒れただけで心配するほどではなかった。





だが、母親が凄く心配したため





俺達は実家に帰ることになった。





俺はその時嬉しさを感じた。




だって、姉にその彼氏との思い出の部屋に戻って欲しくなかったから。




俺の愛する人が俺と同じ家の中で俺以外の人間を見るだなんて



耐えられそうにないから。



そうして、何年かぶりに俺達は実家に1週間ほど過す事になったんだ。


















そして1週間後。



俺達は自分たちの家に戻ってきた。



一生懸命に姉は俺の記憶を取り戻そうとしているのが分った。



姉のためにも思い出すのがベストだとはいえ、中々思い出せない。



それと同時に俺は変わらず嫉妬に苦しんでいた。



姉は自分の部屋で、彼氏との思いに包まれながら



あの部屋で長いこと過すのだろう。



俺は姉にとっては弟。



だから家族愛以上思ってもらえなくて、苦しくて仕方がない。



だから、俺は誰でもいいから俺の元にいて欲しくて



ついつい碧を家に上げてしまったんだ。















そして、姉はそれを目撃して家を飛び出してしまった。



俺はその姿を見てすぐに追いかけようと思った。



碧に罵倒されようが俺にとって一番大切な人は姉・・・



有理のことだから。
















必死に探して探して。


そして見つけた。


あの、10年前に出会った場所に姉は一人佇んでいた。


声をかけようと思ったとき


声が出なかった。








彼女が眺めているものを見つけてしまったから。



あれは・・・・・・









そう、姉の彼氏から貰ったダイアのネックレス。


愛おしそうに見つめる姉の姿に俺はたまらなく


嫌で嫌で仕方がない。









どうして俺じゃないんだ・・・・



俺ほど姉を愛している人間はいない。



一人の女性としてずっとずっと彼女だけを愛してきた。



彼女以外いらないのに



世間は俺達の恋を認めてくれなかった。












そして俺は心の中ではどす黒い感情を押し込め何食わぬ顔で


姉と一緒に家に戻ったのだった。









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記憶障害というのは 

レイラ姫さん、こんばんは!
記憶障害というのは時に残酷なことですね。
お互い好き合っているし、愛し合っていたのに
その時のことだけを忘れてしまうなんて。
信也君の想いと有理さん、主人公の想いは
同じなのに複雑になっているようですね。
レイラ姫さん、すごい!
物語にひきこまれます。

2010/09/19 19:10 | バニラ [ 編集 ]


 

バニラさん、記憶障害。
本と怖いものですよね~
お互い愛し合っているのに記憶がないことで
せっかくの想いが通じない。
お互いが片思いをしているかのように切ないんです。そんな切なさが伝わっているといいんですけど^^

2010/09/24 17:48 | レイラ姫 [ 編集 ]


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